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はじめに(ストレスと過敏性腸症候群(IBS))
過敏性腸症候群を発症する原因ははっきりとはわかっていませんが、最近の研究では何らかのストレスが加わるとそのせいで腸の動きがおかしくなり、過敏性腸症候群の症状が出るといわれています。
「ストレスを溜めないようにしてください」などという正論では済まない、
様々な事情や環境の中で働かれている・生活されている方がほとんどです。
とはいえ現代社会にストレスはつきものですので、うまく付き合い・うまく解消していく工夫や試行錯誤は自分の意志で続けていきたいものですね。
ストレスのたまっているときこんなことありませんか?
ストレスの溜まっている時って、
ほんのちょっとした悩みや考え事が延々と頭の中をぐるぐるしてしまって
前向きになれなかったり何も手がつかなかったりと悪循環に陥ってしまうことがあります。
私も仕事の悩みを休日忘れようとするのですが、
ちょっとした時間ができるとそのことばかり考えてしまい
休日なのに休めない・リラックスできないなんてことがよくあります。
過敏性腸症候群になる方は、深く物事を考えられる思慮深い方であったり、約束事をきちんと守る本当に真面目な方が多いように感じます。
それだけに色々な問題を自分で抱えてしまい、ストレスを溜めこんでしまうことが多いのではないでしょうか?
そんなネガティブな頭ぐるぐるの対策の1つとして、
目の前の1つのことに集中するということがいいストレス解消になります。
そんなストレス解消法として私が実践している「運動」に関して、紹介していこうと思います。
今回は第2回、ヨガ編です。
ストレス対策としてヨガをするメリット3つ
①ヨガに集中する没入感
②身体の柔軟性向上
③深い呼吸によるリラックス効果
①ヨガに集中する没入感
本を読んだり動画を見たりしてヨガを始めるという方法もありますが、私はスタジオや教室に通うことをおすすめします。
専用の部屋に入るという行為が1つのルーティーンになり、これからヨガが始まる=集中するんだ!というマインドを作ってくれます。
そして、インストラクターの先生のお手本を見る→自分もその姿勢を作る→ポイントを意識して身体を動かす・体や呼吸を委ねるという行為が没入感を生み集中力を高めます。
その結果として、ストレスを感じていることを”考えない時間”を意図的に作り出せているというわけです。
いきなり通うのはハードルが高いなという方は、今は動画コンテンツやオンライン教室なども充実していますので、そちらから始める形でもいいと思います。
②身体の柔軟性向上
知らぬ間に凝り固まった筋肉が引き起こす身体の痛みは、悩みとしてストレスを生み出す原因になりますが、この対策としてヨガは効果的といえます。
ヨガのいい所は、誰にでも安全に始められて効果が実感できる点にあります。
別に身体が柔らかい人でないとできないとか、筋力がないとできないとかそんなことは全くありません。
ゆっくりとした呼吸で、無理のない範囲で身体を伸ばしていくのでケガの心配が少なく
柔軟性UPや体幹の強化が期待できます。
私はヨガを取り入れる前は腰や僧帽筋をよく痛めていたのですが、柔軟性がUPし痛めることが少なくなりました。
③深い呼吸によるリラックス効果
ストレスを感じた時・感じているとき、呼吸が浅くなっていると感じたことはないでしょうか?
イライラしてしまい、気がついたら呼吸がハァハァいっていることが私もよくあります。
ヨガはこれとは真逆の深い呼吸で行うもので、ヨガ=呼吸法といっても過言ではありません。
●呼吸の浅い状態=交感神経優位=活動的な状態(ストレスを感じやすい)
に対しヨガは、
●深い呼吸(腹式呼吸)を行う=副交感神経優位=リラックスした状態
を作り出すため、リラックス効果が期待できます。
ヨガは一流アスリートも取り入れている
私がヨガを始めたのはウェイトトレーニングの重量に伸び悩んでいた時期で、
サッカーの長友選手が出した「ヨガ本」を読んだことがきっかけです。
アスリートヨガなどとも呼ばれますが、トップレベルで戦う一流のアスリートは
・体の柔軟性を高める(ケガ防止・パフォーマンス向上)
・体幹を強くする(バランス向上)
・休養の効果を高める(リカバリー力向上)
・プレッシャーからの解放(ストレス対策)
など様々なメリットを見込んで取り入れているのでしょうね。
さいごに
私は正直、ヨガの提唱する身体のエネルギー的なものには懐疑的です。
こういった点でのメリットもあるのかもしれませんが、
私は自らの意思でリラックスした状態を作り出せる・コントロールできていることをメリットに感じています。
同時にトレーニングのパフォーマンスの向上も実感できているので続けています。
生きていく上でストレスが隣にある事実を受け入れ、
自らの意思で対策するツールの1つとしてのヨガをおすすめしたいと思います。