【図解あり】過敏性腸症候群(IBS)の対処法・対策の全体像

対処法・対策の基本は生活習慣の見直しです

過敏性腸症候群(IBS)と診断されるまで、診断されてからしばらく、私は生活習慣の見直しをあまり気にしていませんでした。

理由は薬が良く効いたからです。

朝の電車で途中下車してしまう・大事な商談の前にトイレに駆け込むことが症状の大半でしたが、腸の運動を整える頓服の薬を飲めばピタリと収まりました。

しかし、ふと気づくと薬に頼りきりになっており、癖になるとまずいと思い生活習慣の改善に取り組み始めました。

現在では月に2-3回、まずいと思った時にだけ処方されているトランコロンという薬を飲むだけになっています。

その他は整腸剤(乳酸菌・酪酸菌)の日常的な摂取で腸内バランスを保ちつつ、基本的には生活習慣への配慮と低フォドマップを基本とした食事で体調を維持しているといった具合です。

今回は、過敏性腸症候群(IBS)の対処法・対策となる生活習慣の改善にはどのようなものがあるのか?を図を用いて解説していきます。

1つ1つ細かく解説してしまうと膨大なものになりますので、今回は全体像を掴むことを目的とします

【図解】過敏性腸症候群(IBS)の対処法・対策全体像

早速ですが全体像です。

サラリーマンらしくパワポで図解して解説します。

個人的なまとめですので表現等に誤りがある可能性がございます。

こちらの図の無断転載はご遠慮ください。

個人でご利用いただく場合に限り、ご自由にダウンロードしご利用いただけます。

他のサイトにて引用いただく場合もご自由に引用いただけますが、本ページへのリンク設定と引用元の記載をお願いします。

誤植などある場合がありますのでご注意ください。

また、予告なく加筆・修正させていただく可能性がございますのでご了承ください。

食事

①適量を守り暴飲暴食をしない

②三食食べ、深夜の飲食を避ける

③バランス良く食べ、偏食を避ける

④刺激物・アルコールを避ける

⑤フォドマップ食事法を試す

①・②・③・④を基本的に意識することを心掛け、自分の許容量・許容範囲を探る。

それでも改善が見られない場合はフォドマップ食事法を試し、さらに合わない食品群を見極める形で良いと思います。

運動

①個人の運動習慣

②誰かとの運動習慣

③ストレス発散系フィットネス

④快便・快腸体操やマッサージ

こちらは①・②・③のどれかをできていれば、つまり運動習慣があれば良いと思います。

②は誰かと話すことが良いストレス発散になりますし、③はよりストレス発散に特化した形です。

④は便秘気味の方向けに排便を促すものです。

睡眠・休養

①睡眠時間の確保

②規則正しい生活リズム

③睡眠ルーティーンを持つ

④睡眠環境を整える

①・②はセットで、基本はここができていれば大丈夫だと思います。

6-7時間の睡眠は確保したいです。

③は睡眠の質を上げるテクニックのようなもので、④はさらに質にこだわる場合に必要な寝具にあたります。

ストレス

①ストレスマネジメントを行う

②アルコール・タバコに頼らない

③ストレスを発散する

④リラックスする

①が自分の力だけでどうにかなる部分ではないので一番難しいと思っています。

人間関係・環境の変化・仕事のストレス・プレッシャーがこれにあたります。

気持ちの切り替えやマインドセットのテクニックを学んでいくものです。

②のアルコールは食事の暴飲暴食を招くものなので特に避けるべきです。

③はストレスはどうしても溜まるものなので、自分に合った方法を見つけてストレスを発散すること。

④はストレス状態と対極にあるリラックス状態を人の手も借りながら作っていきましょうということです。

市販薬

基本的には診察を受け処方された薬を飲みましょうということが最優先だと思いますが、

整腸剤は副作用やリスクがほぼないので市販薬を自分で試してみても良い部分だと思います。

(薬剤師さんに相談を)

下痢止め・下剤・漢方は処方箋優先だと考えています。

例えば下痢の場合は、お腹の中の悪いものを早く排出しようとする生理現象ですので、原因がわかっていない状態で自分の判断で止めることは非常に危険です。

サプリ

サプリは食事で摂取しきれない栄養素や良い菌を摂取する補助的な位置づけです。

過敏性腸症候群自体が原因がよくわからない病気とされていますが、

効果のある成分も個人差があるでしょうから色々試してみて自分に合うものは続けていくくらいのスタンスでいいと思います。

プラシーボ効果も多少あると思いますし、私は”お守り”くらいの感覚です。

さいごに

対策や対処法というものは、根本的な原因があり、原因に対する対処という位置づけですから、過敏性腸症候群というだけでもこれだけの原因がありどこかのバランスが崩れているから発症しているのです。

心療的な原因など早めに専門医療を受診した方が良いものもありますが、多くは生活習慣の乱れが原因です。

どこに原因があるかわかる場合もわからない場合も、チェックリスト的に確認して頂けると良いと思います。

お腹が痛い時・下った時って、ケガの痛みや頭痛など他の痛みと違って我慢できないですよね。

それだけ生活や仕事のパフォーマンスに直結するものだと思います。

多少生活習慣を見直して我慢を強いられることになったとしても、見直すべき価値は大きいと思います。

各項目に対しブレイクダウンした具体的なことは別のページで解説していきますのでご覧頂ければと思います。

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