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はじめに
風邪をひいたとき、お腹を壊したとき、ポカリスエットにお世話になっている方は非常に多いと思います。
お腹を壊しやすい体質である私は、大変お世話になっておりまして常に1ケース家に常備してあります。
▼トイレが友達な状況に備え、常備が安心▼
胃腸炎になっていつも思うのは、「ポカリスエットのある国に(時代に)生まれて良かった」
です。
私は胃腸炎になったときはいつも、固形物の絶食+ポカリを水で2倍に割ったものだけを摂取で3日間程度過ごすと快方に向かうことが多いです。
早めに固形物を食べた方が良いという説もありますが、私にはこれが一番合っているようです。
(疲れがたまると年に1回は必ずなるので、もはや小慣れてきている感があります)
もちろん消化器内科で診察を受け、薬を処方して頂いた上での対処法です。
そんなポカリスエットですが、
過敏性腸症候群の症状改善や対処として効果があるのか?
気になったので調べてみました。
ポカリスエットの特長
ポカリスエットは体液に近い成分でできており、水に比べ体外へ排出されにくい。
そのため長時間にわたり身体をうるおし続けることができる。
ナトリウムやカリウムなどのイオン(電解質)を適切な濃度で含んでいるので、身体に負担をかけることなく、すばやく水分を吸収できる。
※ポカリスエット公式サイトより抜粋
ポカリスエットの成分
【ポカリスエット】
砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)
【ポカリスエット イオンウォーター】
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、果汁、砂糖、食塩、ラカンカエキス/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、甘味料(ステビア)、塩化Mg、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)
※缶・粉末で若干成分が違うようですが、ペットボトルの成分を抜粋しました。
(ペットボトル 250ml /300ml/ 500ml / 900ml / 1.5L / 2L 共通)
成分の1つ「果糖ブドウ糖液糖」が高フォドマップ(FODMAP)食品に該当する
▼参考ページ(当サイト内)▼
高フォドマップ食品は、腸で発酵しガスを発生させる恐れがある。
小腸で吸収されなかった果糖は大腸に到達し、大腸の腸内細菌により発酵して水素ガス・メタンガスを発生させる。そのガスによって、腹部膨満感、下痢や便秘、鼓腸、腹痛、嘔気や嘔吐、うつ症状を引き起こす恐れがある。
1食で3g以上の果糖は症状をきたす可能性があるとされている。
※許容量や該当するかは個人差有り
ポカリスエットは100mlあたり炭水化物6.7g(糖質・食物繊維の割合は不明)を含むため、
100ml程度の摂取で3g以上の果糖を摂取していることになると思われる。
糖質(ぶどう糖+果糖)のメリット
水分の吸収スピードを速めるためには糖質(ぶどう糖+果糖)が重要な役割を持つ。
過敏性腸症候群の症状(腸内で起こること)
明らかな原因はいまだ不明。
ストレスによって不安状態になると、腸の収縮運動が過剰になったりけいれん状態になることで痛みを感じやすくなる。(知覚過敏状態)
この状態が強く腹痛になりやすい状態が過敏性腸症候群(IBS)の特徴。
ストレスが原因で大腸の運動機能が障害される可能性、刺激を腹痛として感じる脳の方が過敏になっている知覚過敏説などさまざまな原因が考えられている。
結論
・腹痛に対する効果はない(腸の知覚過敏状態やけいれん状態が原因)
・下痢を止める効果はないが、下痢によって失われた体内の水分補給には適している
・含まれる果糖ブドウ糖液糖は水分補給をスムーズにする作用がある一方で、摂りすぎは腸でガスを発生させ症状を引き起こす恐れがある。
※許容量の個人差はあるが、適量の摂取にさほど影響はない